今年は久しぶりに夏休みがとれたので、
お墓参りを兼ねて
毎年8月の第三日曜日に行われる
大野神社ささら獅子舞にらっこ姫を連れて行ってきました。
都幾川町大野は、今は亡き祖父母が住んでいた場所で
子供の頃、宮城県に住んでいた私は
お盆の時期になると、両親とここを訪れ
お祭りを見たり、川で遊んだりした思い出の場所。
この階段を上ったところに黄色い車が置いてあって
よく遊んだんだけど、無くなっちゃったんだな・・・。
そんな事を思い出しながら階段を上り
配られたパンフレットを読んでみると
大野神社の歴史が書いてありました。
それによると、日本武尊(やまとたけるのみこと)が東国遠征をしたとき、
この地に国常立尊(くにとこたちのみこと)を祭ったのが始まりと紹介されています。
歴史のある神社だったんだなぁ。
そして、お祭りが始まりました。
このお祭りの起源や伝来の年代等
正確な事はわかっていないようですが、
遠く江戸時代まで遡る歴史をもち、五穀豊穣を願い
大野神社に奉納されていたということです。
獅子舞は、ただ踊っているだけではなく
七庭から構成される物語になっています。
第一庭で獅子が生まれ
二庭、三庭とすすむごとに
獅子が成長していきます。
これは第六庭「女獅子かくし」
花笠の中に隠れている女獅子を
二頭の獅子が一生懸命探します。
獅子が一生懸命なのに、
途中に道化が登場。
このギャップが笑わせてくれます。
あっ!!
あれは、ばか殿!?
この後の第七庭で物語はクライマックスを迎えます。
二頭の獅子が女獅子をめぐり
腰に取り付けた太鼓を打ちならし
相手を威嚇しながら舞い、
最後は口にくわえた刀で激しく切り合います。
最後はどちらが勝つのか非常に気になるところですが、
いつの間にか争いは収まり
三頭の獅子が仲直りしてしまうところは
さすが日本の昔話。
まだ子供のらっこ姫にも安心して見せることができます。
今回は大野神社ささら獅子舞のご紹介でしたが、
都幾川には国宝や重要文化財の宝庫である、慈光寺や
日本の天文学を長く支えてきた堂平天文台、
日本一の強アルカリ温泉で有名な
都幾川温泉とき川等みどころが沢山あります。
是非一度訪れてみてはいかがでしょうか。
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