ほとんど睡眠もとらず走り続けた夏休みの初日。
俺のじゃじゃで腹ごしらえをしてから
向かったのは龍泉洞。
ナビに目的地を入力しルート検索を開始するのですが
あれっ??なんかおかしい・・・
龍泉洞までの距離が100km近くあるようなのです。
100kmといったら東京から箱根に行くより遠いんじゃない??
しかも全部一般道なの??
地図で見たときはそんなに遠いとは思わなかったので
距離を確認していませんでした💦
後日都道府県の面積をインターネットで調べてみましたが
岩手県の面積は15,275㎢で全国二位
私の住む埼玉県は3,798㎢と面積でみると
4倍くらい違うんですね。
ここから先の予定は全て
この距離感の違いに泣かされることになります( ノД`)
そうは言っても知らない土地のドライブは楽しいもの。
途中通り過ぎた岩洞湖の辺りは
本州で一番寒い場所のようで
真冬だとマイナス20℃とかいっちゃうんだって。
ほとんど信号のない道は快適そのもので
ナビの到着予定時刻はどんどん短縮されます。
これなら高速道路は必要ないかもしれないな。
そして龍泉洞に到着
龍泉洞は高知県の龍河洞
山口県の秋芳洞に並ぶ日本三大鍾乳洞の一つで
岩手県を旅行する機会があれば是非見ておきたいと思っていたのです。
この日の気温は23℃
昨日まで生活していた場所は
この時期35℃前後が当たり前でしたから
これでもかなり涼しいのですが
洞窟内の温度は更に低い11度。
正直これは考えていませんでした。
優しい家族はそれぞれ自分の分だけカッパを用意してきたので
それを着て洞窟内を進みます。
寒いなんて夢にも思わなかった私は
Tシャツにクロックスという男気溢れる装いで
後に続きます。
水も滴るイイ男ということか・・・
時折頭上から滴る水は狙い撃ちしたかのように私の体に当たり
それと気温の相乗効果で洞内は涼しいを通り越して寒いレベルでした。
夏に龍泉洞へ行く方は是非
羽織る物を一枚持っていくことをおすすめ致します。
洞窟に入って間もなくでてくる長命の淵
龍泉洞の地下水は一口飲むと3年長生きするといわれているそうで
そんなところからこの名前がつけられたのでしょうね。
龍泉洞の水として売店でも販売されていました。
すごいね~
天井が落ちてきそうで心配になります。
コバルトブルーに輝く地底湖は
見どころのひとつ。
写真は第二地底湖で深さ38mあるそうです。
らっこ姫が怖がって帰りたくなってしまった通路。
この時はあまり感じなかったけど
今見るとちょっと怖いかも・・・
そんな姫様を宥め賺し
クロックスのサンダルで一気に階段を駆け上がる。
龍泉洞内部は歩きやすい様に
階段や通路が整備されていますが
それでも足下は常に水で濡れて
大変滑りやすくなっています。
観光地ではありますが
深さ100mちかくある地底湖や
流れのある地下水路はなめてかかると
非常に危険であるとも感じました。
サンダルとTシャツで入っておいてあれですが・・・
龍泉洞を訪れるときは気持ちを引き締めたうえで
それなりの準備をして行ってみて下さい。
作り物ではない本物の洞窟で
吸い込まれるような水の透明度と
宇宙にいるような気分を楽しめると思いますよ!!
また、すぐ隣には龍泉新洞という洞窟を利用した科学館もあります。
研究の対象で写真撮影不可ということなので記事にはしませんが
鍾乳石についての解説や
洞窟の中で生活していた人のことなどを説明する
博物館のようになっていました。
入場料も龍泉洞と共通チケットになっていますので
ここで洞窟のことを勉強し、そのうえで龍泉洞に入ると
洞窟をより深く楽しめるのではないかと感じました。