後悔ばかりのお別れ 

コザクラインコ

2月5日月曜日
私が昼休み会社を抜け出し挿し餌をして育てた
大切な大切なぴっぴこが死んでしまいました。
この場を使ってのご報告もどうかと思ったのですが、
ぴっぴこの名前を使ったブログなのに
これからぴっぴこが永遠に登場しなくなってしまうわけですから
これに対して一言もないというのもどうしたものかと思ったわけです。
今思えば
今思えばですよ
ちょっと具合が悪い様にも思えましたが
日曜日の夜は普通に籠から出して遊んでいましたし
一週間前には病院で細菌の検査もしてもらっていましたから
まさかこんなことになるとは思っていませんでした。
日曜日の夜に遊んで
月曜の朝リビングに連れて来たら
ぴっぴこは、もう自分では止まり木から下りてこれないくらいに弱っていました。
なんでこんなことになってしまったんだろう・・・
手の平にのせて下ろしてあげた時
私が獣医ではなくても
ぴっぴこは今日死んでしまうんだと感じました。
そしてその通りになってしまったのです。
行きつけの病院が始まるまで後6時間。
それまではもたないだろうと思いぴっぴこを籠に戻しました。
力なく手の上にいたぴっぴこは最後の力を振り絞って
私の手にしがみつきました。
きっと行かないでと言っていたのでしょう。
でも、私は二人がかりでぴっぴこを手から引き離し
仕事に向かいました。
そして死んでしまいました。
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1週間前はこんなに元気だったのに・・・
カラーを付けた時、ストレスで餌を食べなくなってしまう鳥もいるから
気を付けて下さいと言われましたが
家に帰る途中にはもう餌を食べていました。
私が家を出た後、子供が見たぴっぴこは
フラフラしながら、いろんなところに頭や体をぶつけながら
餌箱に向かって行ったそうです。
きっと最後まで生きることを諦めなかったのでしょう。
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あの時仕事なんか行く必要があったのだろうか??
社長に何を言われようが、上司に何を言われようが
行くべきではなかったんだと思います。
でも、私は仕事に行くことを選びました。
それが正しい事だなんて1ミリも思っていないのに。
最後の半年は足を切断してしまったり
肝機能が低下してしまったり辛い思いばかりさせてしまったね。
それでもお前は諦めなかった。
なのに俺はなんなんだろう。
ぴっぴこを無理やり引き離したことが忘れられないのです。
もっと私が気を付けていれば今日も一緒に遊んでいたのかもしれない。
異常に気付いて保温だけでもしてあげてれば元気になっていたかもしれない。
死んでしまうことが分かっていたら
もっといろいろやってあげたかった・・・
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たらればの話ばかり
要は精一杯生きていないのです。
もし私が全ての事に全力で取り組んでいたのなら
今、こんな寂しい気持ちでこんなことを書いてはいないでしょう。
過ぎてからでは遅いのです。
私の場合はぴっぴこでしたが
これは奥さんでも、親でも、他の全ての事にも当てはまるのです。
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2月5日の夜は
ぴっぴこをハンカチに包み枕元に置いて寝ました。
10年も一緒に過ごしたのに最後は一瞬なんだな。
ごめんよ、ぴっぴこ
ぴっぴこの亡骸をずっと撫でていたら
硬かった体がだんだん柔らかくなり動きだすような気がしました。
でも、それは気がしただけでした。
どうしても後悔の念に駆られてしまうのです。
自分の心臓を切り裂いてやりたいのです。
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ごめんよ、ぴっぴこ
今まで本当にありがとう
夢でもいいから遊べないかと思い調べていたら
虹の橋の話を見付けました。
そんな橋が本当にあるのだろうか??
まあ、そんなのどっちでもいいけど
また会いたいよ、ぴっぴこ

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