ポータブル赤道儀スカイメモRSでM42オリオン大星雲を撮影

ポータブル赤道儀を使ってM42オリオン大星雲を撮影する為
埼玉県ときがわ町にある堂平天文台まで行ってきました。
オリオン大星雲
赤道儀ってなに??
聞きなれない言葉ですね。
星や天体をデジタルカメラで撮影するには
ISO感度を上げて露出時間を15秒から数分とってやる必要があります。
DSCN4857.jpg
星の光は淡いのでシャッターを開きっぱなしにして
光を多く取り入れる必要があるからなんですが、
そうすると星は日周運動していますから
撮れた写真は下のように星が線になってしまいます。
これはこれで面白い写真なのですが、
やっぱり目で見たままの星空を記録に残したいですよね。
絞りf9.0 ISO.160 露出時間800秒 焦点距離18mm
星景
そうなると必要になってくるのが赤道儀なんです。
これにカメラや望遠鏡を載せると
星の動きに合わせてくるくると回り
星が止まっているかのように見たり撮影したりできるのです。
その簡易版が今回使用したポータブル赤道儀。
このポータブル赤道儀、
スカイメモRSですが、使いこなすには
多少の知識と経験が必要です。
事実私は初めての撮影では使い方がわからず
使用することができませんでした。
今回は2回目ですが、使える状態にするのに約1時間かかってしまいました。
やっとの思いで極軸望遠鏡に北極星をセット。
さっそく撮影してみます。
まずは広角から。
20mmでオリオン座全体を撮影してみます。
おぉっ、なかなか綺麗に撮れているじゃないか!!
AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR
絞りf3.8 ISO.2000 露出時間182秒 焦点距離20mm
DSC_0036NEF.jpg
気を良くして焦点距離55mmで
オリオン大星雲を狙います。
探し方は簡単。
オリオン座の三ツ星のすぐ下に
縦に3つ暗い星が並んでいます。
4~5等級の星なので市街地では厳しいかも!?
焦点距離55mmでもそれっぽいのが写ってる
AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR
絞りf4.5 ISO.2000 露出時間83秒 焦点距離55mm
DSC_0031NEF.jpg
よ~し、いっきに焦点距離300mmに挑戦だ!!
きれいだなぁ~
1500年前に発せられた光を
今ここで見ていることを思うと
嬉しさで声を上げたくなってしまいます。
AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR
絞りf5.6 ISO.1000 露出時間191秒 焦点距離300mm
DSC_0034.jpg
次はアンドロメダ銀河を撮影してみよう
と、思ったところで雲が出てきてしまいました。
あれ~
少し残念でしたが、
次回の楽しみにしてもいいかもな。
そう思って、ときがわ町堂平天文台を後にしました。
AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR
絞りf3.8 ISO.2000 露出時間150秒 焦点距離20mm
DSC_0037NEF.jpg

撮影機材
ケンコー スカイメモRS

コメント

  1. さぶちゃん大魔王 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    すっごいなー!
    いいなー!
    えらいなー!
    やってみたかったなー!
     憧れていたけれど、
    セットそろえるのにかかりすぎて
    結局、望遠鏡だけで星を見ていましたが
    すぐに星が動いて、捜す手間がかかりすぎて
    今じゃ、見たいときは
    昔のように
    双眼鏡です。

  2. ぴっぴこ より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    夏のボーナスの時に貰ったおこずかい
    全部これに使っちゃいました!!
    扱いの簡単さを売りにしているような製品だったので
    つい手をだしてしまったのですが、
    慣れている人には簡単と言うレベルのようで
    早くも持て余してしまいそうな予感が・・・。
    なんとか使いこなそうと思っていますが、
    必要な時にさっと出せる双眼鏡が
    一番楽しいかもしれません[絵文字:v-356]

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